夏休みの自由研究:ヘアドネーションとアンコンシャスバイアス(小学校4年生・こうたろうさん)

8月8日のイベント「ハットニャール博士の研究所 in 東京国際フォーラム」に参加いただいた小学校4年生『こうたろう』さんによる夏休みの自由研究を紹介させていただきます!
 

 

ヘアドネーションをはじめたきっかけは、「小学校1年生の時に、小学生の男の子がヘアドネーションをしている記事を読んだことがきっかけでぼくもやってみようと思いました」とのこと。


寄付できる髪の長さは「31センチ」以上。
小学校1年生のときにのばしはじめて、4年生の夏まで、のばしつづけたそうです。

<自由研究の目次>
・ヘアドネーションとは?
・ヘアドネーションをしようと思ったきっかけ
・実際にやってみて感じたこと
・アンコンシャスバイアスについて
・まとめ


<自由研究から一部ご紹介>

髪をのばしているとき、見た目から、「女の子」とまちがわれることが何度もありました。ぼくのように、「髪が長いから女の子」とみためで性別を判断されることも、アンコンのひとつです。

夏休みにアンコンを体験するイベントに参加しました。「ハットニャール博士の研究所」というイベントです。イベントに参加して、ぼくのなかにも、アンコンがあることに気づきました。これまで、何度も女の子にまちがわれて、イヤな気持ちになったので、ぼくは見た目で決めつけないつもりでいたけど、無意識のうちに見た目で判断していました。


ー中略ー



あと、名前をよぶときは、みためで「ちゃん」「くん」とよばずに、「さん」で呼ぶといいなと思いました。名前が分からなかったら「おにいちゃん」「おねえちゃん」ではなく、「あなた」と呼ぶのがいいなと思いました。ぼくは髪をきったあとも、「おねえちゃん」と呼ばれることが多く、すこしイヤな気持ちになったからです。男とか女とか関係なく、みんなが自由に暮らせる世界になってほしいです。



こうたろうさんの保護者の方からは、次のようなメッセージをいただきました。

「子どもがヘアドネーションをしたことをきっかけに、見た目のアンコン、性別のアンコンなど、親としても、様々なことを考えさせられるきっかけになりました」と。
 

 
ヘアドネーションの経験をとおしての様々な気づきを有難うございました!

8月8日のイベント「ハットニャール博士の研究所」では、ハッ!となるとびらを体験したさいごに、「アンコンシャスバイアスとはなにか?」をおつたえしました。そして、もしも、夏休みの自由研究や、絵日記、作文などで、アンコンシャスバイアスをとりあげた場合には、ぜひ、教えてください!とお願いしたことがきっかけとなり、今回のホームページでのご紹介となりました。

※この投稿は、こうたろうさんと保護者の方に許可をいただきご紹介しております。


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